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2019年8月 8日 (木)

長南年恵とマナの壺・・

以前の記事で、不食を実践する人々が、呼吸から栄養を摂取しており、霞を食べるといわれる仙人と似通っていることをご紹介いたしましたが、

そこから、話を一歩進めて、今宵は、空中から物質を生じさせる「物質化現象」について考えてみたいのでございます。

 

 

日本において、物質化現象を起こしたことが公的に認められた人物として、明治時代に生きた長南年恵(ちょうなんとしえ、1863-1907)が挙げられます

(・∀・)スンスンスーン

 

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長南年恵は、現在の山形県鶴岡市出身の、いわゆる超能力者・霊能者であり、以下のようなエピソートが残っています。

 

 

①20歳の頃から、ほとんど食事をとらず、口にするものは生水程度であった

②排泄物がほとんどなく、風呂に入らなくても、体が清潔であった

③空気中から「神水」と呼ばれる水を出現させたり、遠方から物体を引き寄せる能力を持っていた・・etc

 

 

①、②のエピソードからは、

80年以上不食を実践し、10日間の医学的検査でも、排泄が一切認められなかったインドのヨガ聖者であるプララド・ジャニ師を彷彿とさせます。

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③に関しては、赤、青、黄などの水を出現させたり、空の一升瓶40本を一気に満たしたり、自らが、テレポテーションによって、遠方に出現したりしたこともあったそうです

( ´゚д゚`)エー

 

そんな彼女の性格的な特徴として、極端に無口であり、非常に無欲でもあった彼女は、誰かが欲すれば、「羽織」や「かんざし」などを惜しみなく与えたそうです。

また、信仰深い彼女の身辺には、神仏が頻繁に現れ、会話が可能であったそうです。

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・・その後、長南年恵が取り出した「"霊水"が万病を治す」という噂が広まり、大勢の人々が彼女の元に殺到するようになると、

「医師の資格なしに病気治療と称する行為を行った」

という詐欺行為によって、3度も逮捕されてしまいます

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

 

1895年と1896年は、拘留されるも、証拠不十分で釈放。

しかし、1900年に3度目の逮捕となり、拘留後、同年12月に神戸地方裁判所で再審を受けることになります。

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この裁判では、「裁判長が密封して封印したという空き瓶に、霊水を充填させられるか」という試験が行われました。

 

 

長南年恵は、全裸にされ、身体検査を受けた後、密閉空間である別室に閉じ込められたのですが、

彼女は、たった5分で、「封をされた空きビン」を茶褐色の「神水」で満たし、裁判長に渡したそうです

(ill゚д゚)

 

年恵の超能力を認めた裁判長は、彼女を無罪放免にしたといいます。

 

これは、日本の裁判史上、超能力が認められた唯一の事例となり、また、当時の大阪毎日新聞にも掲載されました。

 

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そんな長南年恵が実践していた「不食」あるいは「無からの物質化」と似たような話が、実は、聖書にも取り上げられているのでございます

( ´゚д゚`)エー

 

 

イスラエルには、「マナの壺」の伝説が語りつがれているのですが、

マナの壺とは、三種の神器の一つであり、「失われたアーク」に収められた宝物の一つであるとされています。

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旧約聖書の「出エジプト記」によると、

 

「・・・夕方になるとうずらが飛んで来て、宿営をおおい、朝になると、宿営の周囲に露が降りた。

その一面の露が乾くと、荒野の面には、地に降りた白い霜のような、薄い"うろこ"のようなものがあった。」

(16章13節)

 

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「モーゼは、彼らに言った、"これは主が、あなたがたに、食物として与えてくださったパンです"」(16章15節)

「イスラエル人の家では、それを"マナ"と呼んだ。それは、コエンドロの種のようで、白く、その味は蜜をいれた"せんべい"のようであった。」(16章31節)

 

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・・つまり、虚空から食べ物(マナ)が出現し、預言者モーゼに率いられた古代イスラエル人は、カナンの地に辿りつくまでの40年間、その食べ物によって、生き延びることができたというのでございます

( ´゚д゚`)エー

 

そして、その「マナ」を納めたのが「マナの壺」ということになります。

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・・しかも、その「マナの壺」が日本にも伝来していた形跡があるようで、

天皇家には、代々、絶対に開けてはならない「黄金の壺」が受け継がれているそうなのですが、

『日本書紀通釈』という書物には、第21代雄略天皇の時代に、「その壺が開けられた」という記録がにあるのでございます

( ´゚д゚`)エー

 

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「"天下に朕が開き見られざるものなし"と宣(のたま)いて、この黄金のつるべ、すなわち甕の口を開かせ給いたるに、中より白い煙が出でたるより、畏(かしこ)みて、これをもとのごとく密閉しめたり・・」

 

雄略天皇は、「黄金の壺」を開けて見ようとしたら、中から「白い煙」が出てきたので、びっくりして、閉めてしまったというのです

ヒィー(((; ゚Д゚)))ガタガタ

 

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・・ちなみに、聖書の記述でも、「マナの壺が黄金であった」とされており、中には、「マナ」が入っていたことになっているのでございます(新約聖書「ヘブライ人への手紙」第9章4節~5節)。

つまり、天皇家に伝わる「黄金の壺」は、イスラエルの三種の神器のひとつである「マナの壺」であり、雄略天皇が見た白い煙は「マナ」そのものであった可能性があるのです

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

 

また、京都の丹後半島にある「籠神社」(このじんじゃ)では、宮司が交代する際には、神社の秘宝である「真名之壺」を受け継いだそうです。

現在、その「真名之壺」は、伊勢神宮の外宮にあると言われます。

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「真名之壺」(まなのつぼ)って、もう、ネーミングからして、そのまんまです。

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

 

 

・・古代イスラエル人が、日本に帰還してきたことは、当ブログの記事でも指摘した通りですので、特に驚くべきことでもありません。

 

参考記事: アヌンナキの伝説⑩ 縄文人(ユダヤ人)の帰還!!

 

※前方後円墳の形は「マナの壺」という説がありますが、たしかに、人徳天皇陵などの前方後円墳のサイドには把手がついています。

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・・雄略天皇が見たという、白い煙の正体は、もしかすると、仙人が食べるという「霞(かすみ)」、そして、インドに伝わる「プラーナ」という空間エネルギーであり、

現代でも、不食を実践する「ブレサリアン」が呼吸によって摂取しているという栄養であった可能性が否定できません

( ´゚д゚`)エー

 

古代イスラエルの人々は、その「プラーナ」を取り込むことによって、「不食」で過ごしたのかも知れませんし、

聖書の記述を額面通りとるならば、普段はエネルギーとして存在する「プラーナ」、つまり、「マナ」は、場合によっては、固形物として物質化することが可能であったのかも知れません。

(ill゚д゚)

 

 

・・・ちなみに、ハワイの人々は「マナ=神が持っている力」として崇拝し、マナとともに暮らしているそうです。

「マナ」という単語は、ハワイだけでなく、太平洋諸島地域で見られる共通概念であり、「神秘的な力の源」という意味を持っているのです。

 

そんなマナは、人々の疲労を回復したり、病人を治したりすることができると信じられています。

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また、新訳聖書では、キリストの起こした奇跡の中にも、「マナ」と類似の話が出てきます。

 

「ルカによる福音書」9章10節~17節を引用してみますと、

 

・・・イエスは使徒たちを連れて、ベツサイダという町へひそかに退かれた。

ところが、それを知った群衆がついてきたので、イエスは、彼らを迎えて、神の国についてを語り聞かせ、また、治療が必要な人たちを癒された。

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その後、日が傾きかけたので、十二使徒が、イエスのところに来て言った、

「群衆を解散させて、周辺の村々や部落へ行って宿を取り、食物を手に入れるようにさせてください。私たちはこんな寂しい所に来ているのですから。」

 

しかし、イエスは言われた、

「あなたがたの手で食物をやりなさい。」

 

使徒たちは言った、

「わたしたちには、"パン五つと魚二匹" しかありません、この大勢の人々のために食物を買いに行かない限り。」

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・・というのは、群衆は、五千人もいたからである。

 

しかしイエスは弟子たちに言われた、

「人々を、およそ五十人ずつの組にして、座らせなさい。」

 

・・彼らはその通り、みんなを座らせた。

 

イエスは、五つのパンと二匹の魚を手に取り、天を仰いでそれを祝福して割き、使徒たちに渡して群衆に配らせた。

すると、全ての者が、それを食べて満腹になった。

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そして、そのパンの余りくずを集めたら、十二籠あった・・・

 

 

たった5切れのパンと2匹の魚が、物質化現象によって増殖し、5000人の空腹を満たしてしまったのでございます

エェ━━━( ゚Å゚;)━━━!!?

 

 

これと、まったく同じ話は、「ヨハネによる福音書」第6章1節~13節にも見られます。

そして、「ヨハネの福音書」では、この出来事の後、イエスが群衆に対して、意味深な発言をしています。

 

 

・・・イエスは答えて言われた、

「朽ちて無くなる食物のためではなく、いつまでも失われず、永遠の命に至る食物のために働きなさい。…略…」

 

すると彼らはイエスに言った、

「私たちは、神のわざを行なうために、何をすべきでしょうか」

 

イエスは答えて言われた、

「あなたがたが、神が遣わした者を信じること、それが神のわざである」

 

…略…

 

イエスは言われた、

「私が命のパンです。私に来る者は決して飢えることがなく、私を信じる者はどんな時にも、決して渇くことがありません。」・・・

(ヨハネの福音書6章27節~35節)

 

 

 

・・様々な解釈があると思いますが、イエスは「神の化身」と考えてよいでしょう。

 

人間は、神を信仰することによって、

けっして、「飢えや渇き」を心配しなくて済む、プラーナ、あるいは、マナとつながることができ、

しかも、イエスは、それを、「永遠の命に至る」と豪語しています。

 

これは、奇しくも、先日ご紹介した道教における「不老不死を実現させる神仙思想」と全く同じ概念となっております

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

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そのような神のエネルギーは、人々の願いに応える形で、時に応じて「物質化」するのかも知れません。

 

・・次回は、そんな物質化現象について、さらに掘り下げて考えてみたいのでございます。

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

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