物質化現象の光と影・・
以前の記事で、長南年恵や聖書のエピソードなどから、無から物質が生じる可能性について考えましたが、
世界的に、物質化現象は、しばしば議論の対象となっているようにございます。
・・19世紀後半には、欧米を中心として交霊ブームが起こり、
霊体を物質化・可視化するというトンデモ術が流行っていたようです
(ill゚д゚)
霊体が物質化するというと、
『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するスタンドを思い出します。
「スタンド」とは「パワーを持った像(ヴィジョン)」であり、持ち主の傍に出現して、様々な超常現象を発揮し、敵を攻撃したり、持ち主を守ったりする存在にございました。
※第3部「スターダストクルセイダース」の主人公・空条承太郎のスタンドである「スタープラチナ」
漫画の舞台が、ちょうど、19世紀末のイギリスやアメリカである設定であり、
原作者の荒木飛呂彦氏は、当時流行していた心霊現象をモチーフにしたようです
(・∀・)スンスーン
そんな欧米の交霊術の中でも、
イギリスの霊媒師フローレンス・クック(Florence Cook、1856-1904)は、
「ケイティー・キング」という白いローブを羽織った女性の霊を、全身物質化させることで有名でした
( ´゚д゚`)エー
ケイティは、「エクトプラズム」と呼ばれる半霊半物質のエネルギー体であり、
霊媒であるフローレンス・クック嬢の体から、まるで液体が染み出すように出現するのだといいます
((((; ゚д゚))))アワワワワ
また、霊体ケイティが出現する場合、本体である?フローレンス嬢は、手足を縛られた状態にされており、インチキを抑制していました。
それでいて、出現したケイティは、大変な美貌の持ち主であり、観客の横にやってきて、しかも、お触りOKだったこともあり、
当時のスピリチュアル系紳士たちのハートを鷲掴みにしてしまったのでございます
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
・・ただ、霊であるはずのケイティが、あまりにもリアルであったため、「トリックではないか」との疑惑が絶えず、マロ的にも「ちょっと盛り過ぎかな」という気はいたします
(;・∀・)
また、この時代は、前回ご紹介した日本の霊能者である長南年恵が活躍していた時代とも重なっており、超常現象は、当時の世界的ムーブメントだったのかも知れません。
・・物質化現象といえば、
1990年代、マロが少年の頃、テレビの特集やっていた
・「フィリピンやタイの心霊治療」
・「サイババの物質化」
を思い出します
(゚∀゚)アヒャ
心霊治療というのは、施術者が、患者に触れることによって、
患者の体から、謎の出血が起こり、
体内から腫瘍にも似た肉片が出たり、
場合によっては、他者から受けた悪念が、針や釘、髪の毛などの物質に形を変えて出てきたり、、
といったものでございました
ヒィー(((; ゚Д゚)))ガタガタ
おもむろに、患者の患部に咬みつく、タイのサマイ・セーツウォンセン師
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
※しかし、検査した結果、出血と思われた赤い液体は、人間の血液ではありませんでした・・
とりわけ、タイのバンコクで心霊治療を行っているというタウィ・ナダムヌン師には、西遊記の猪八戒の霊が降りるとされ、非常にインパクトが強うございました
(;・∀・)
ナダムヌン師は、柳の木を束ねたもので患者の体を透視しますが、
この柳の束は、霊界との電話機にもなります。
カッターナイフで盛り上がった先端が切られますと、釘が見えて、なんと、ペンチで引っこ抜いてしまいました
アヒャアー(((; ゚Д゚)))ヒィーガタガタ
これで、「"悪い念" が取り除かれた」と一件落着のようですが、
VTRをよく見ていると、彼が患者の体から釘を取り出す前に、必ず、何かを押し込むような動作がみられるために、
直前に釘を仕込んでおいて、あたかも、体内で出現したかのような演出をしている可能性が指摘されています
( ´゚д゚`)エー
フィリピンの心霊治療に関しても、
世界的な奇術師であり、超能力を否定する懐疑論者でもあるジェームズ・ランディ(James Randi)氏が、テレビ番組において、トリックを使って完全に再現してしまいました
( ´゚д゚`)エー
・・・正直、幻滅でございます。
(´・ω・`)ショボーン
また、サイババに関しても、
観衆の面前で、右手からビブーティを物質化する直前に、左手から何かを取り出すような不自然な動きがみられます
( ´゚д゚`)エー
しかも、物質化の前に、弟子から、ビブーティを固めたものをダイレクトに受け取るシーンも撮影されており、
トリックであることが指摘されています・・
しかし、一方で、サイババとの会談中、目の前で、彼が空間からの物質化するのを目撃した日本人が何人もいて、話が複雑になっています
(ill゚д゚)
証言によると、光る雲のようなものが回転しながら、物質が形成されたというのですから驚きです。
サイババは、トリックで隠せないほどの大きな仏像を物質化したり、帰依者のリクエストに応える形で物質を出したりもしているのです
宇宙の法則やフリーエネルギーに精通していたという霊能者の故・知花敏彦氏は、
サイババから何が欲しいか尋ねられたので、「寿司」と答えると、すぐに「巻き寿司」を物質化されたそうにございます。
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
鮨屋の大将かっ
また、サイババから貰ったペンダントからアムリタ(聖蜜)が湧き出たり、サイババの写真からビブーティ(聖灰)が湧き出たりと、彼が居ない場所でも、不思議な現象が報告されているのです
エェ━━━( ゚Å゚;)━━━!!?
サイババ自身は、物質化現象について、
「心の産物だ。私が考え、心に描くと、それがそこにあるのだ。」
「私は、この宇宙が創造されたのと同じ方法で、物質を創造している。」
と豪語しています。
・・たしかに、サイババには、光の部分と、影の部分があったようで、彼が、一部トリックを用いていたのは事実でしょうが、
彼が、世界的に支持を集めた宗教指導者であり、
彼の死後、母国インドでは異例の国葬とされ、
大統領・首相級の扱いであったことは、彼の奇術だけでは説明がつきません。
・・また、最近の物質化現象としては、
タイにおいて、洞窟でマントラを唱えると、天井付近から、「物質が出現して落ちてくる」といった奇跡が話題になっています
(; ゚∀゚)
場所は、タイ王国南部、マレー半島に位置するクラビおよびスラタニ地域にある洞窟(鍾乳洞)だそうで、
タイの物質化現象に詳しい小澤佳彦氏によると、
神の世界の扉が開くことによって、洞窟でピカッと光を発したかと思うと、その瞬間に
金属状のものやガラス状のものなどといった「神聖物」が物質化して降ってくるそうです
( ´゚д゚`)エー
・・そもそも、この現象の発端は、第二次大戦中の1940年頃、タイの僧侶が洞窟で瞑想修行していたところ、無から「古文書が物質化」して落ちてきたことに始まるとされます
( ´゚д゚`)エー
その古文書は、ある種の仏教聖典であり、物質化を引き起こすための方法が書かれており、その言語は、タイ語だったともパーリ語だっととも言われます。
その後、その僧侶が60年近く、物質化を試みていたところ、2000年頃になって、ようやく可能となったそうです。
・・この現象は、ある種のビッグバンだと考えられており、
「天の岩戸開き」を文字って、「天の扉開き」と命名されています。
現象を紹介する公式ホームページでは、「天の扉開き」における物質化の様子が、動画で掲載されていますが、
笑ってしまうほど大量の神聖物が降ってくるので、洞窟内でテントを張って受けています
( ´゚д゚`)エー
しかも、小沢氏の証言によると、実験の結果、タイだけでなく、なんと、日本の岡山県にある洞窟でも、物質化が成功してしまったというのですから驚きです
エェ━━━( ゚Å゚;)━━━!!?
・・マロ的には、「天の扉開き」が可能になった経緯には、やや疑問を感じますが、
現象そのものにおいて、トリックが介在する可能性が極めて低いために、おそらく本物であろうと感じます。
さて、フランスの科学者、アントワーヌ・ラヴォアジエは、1774年に、実験の結果、「化学反応の前後では質量が変化しない」と結論づけ、これを「質量保存の法則」として発表し、「元素」の概念と共に提唱しました。
しかし、その後、アルベルト・アインシュタインが、相対性理論において、「E=mc2」という数式を提示し、「質量とエネルギーが等価関係にある」ことを主張します。
これは、エネルギーと質量の関係式です。
"E" は、エネルギー
"m" は、物質の質量
"c" は、光速
を表しており、「エネルギーは、物質の質量に光速の2乗をかけたものに等しい」という意味になります。
つまり、アインシュタインは、「質量が消滅して、エネルギーに変化しうる」と説いたのです。
( ´゚д゚`)エー
相対性理論が正しいと証明された結果、
「質量保存の法則」は、普遍原理としては、破棄されることになりました
○| ̄|_
また、物理の世界では、「ブライト=ホイーラー過程」(Breit-Wheeler process)という考えがあり、これは、ごく単純化して言うと、
「光を相互作用させることによって物質が生じる」
というものでございます。
この理論は、物理学者のグレゴリー・ブライトとジョン・A・ホイーラーが、1934年に示したものですが、
まさにアインシュタインの特殊相対性理論から導かれた公式「E=mc2」のことを指していると考えられます。
・・長らく、実験によって、この理論を実証するのは難しいと考えられてきましたが、
2014年に、英国インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)などの研究チームが、高出力レーザーを利用することによって実験が可能であると発表して話題となりました
( ゚∀゚)!!!
ソース: https://phys.org/news/2014-05-scientists-year-quest.html
「ブライト=ホイーラー過程」の仮説が正しいとすると、
「光というエネルギーが物質化する」ということになります。
アインシュタインの公式「E=mc2」では、エネルギーがあれば、等価式により、物質が生まれる可能性があり、
「光」だけでなく、例えば、「音」なども周波数を持つエネルギーです。
また、同様に、人間の「感情」も周波数を持っていることが判明しており、
感情が変化した場合に、脳が発する電位を測定する装置についても、すでに特許が取得されています(※米国特許6292688号)。
つまり、理屈では、「感情」や「思考」もエネルギーであると考えられるのでございます。
もしも、「思考」が「無から物質を生じさせるエネルギー」となり得るのであれば、
サイババが言うように、
「物質化現象は、心の産物である」
という考えも、あながち否定できないのかも知れません
(・∀・)スンスンスーン
つづく
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