驚異の健康食品「納豆」④ 納豆の匂いを消す方法!!
前回、前々回の記事で、納豆についての驚異のパワーをご紹介いたしましたが、
納豆を日常的に摂取する上で、最大の障壁となるのは、あの「匂い」でございます
(;・∀・)
納豆やチーズなどの発酵食品は、その食品自体の匂いとして考えれば、むしろ、風味といった捉え方もできるのですが、
いちばん困るのは、「納豆を食べた後に残る、あのパックから漂う臭い」と「納豆が付着した食器の臭い」でございましょう。
食事時間そのものは、長くても数十分でしょうが、
納豆が付いたパックと食器は、
処理するまで匂い続けるのでございます
((((; ゚д゚))))アワワワワ
特に、空の納豆パックについては、
当方が暮らす地域では、プラスチックゴミに分類されますが、
プラゴミの回収は、1週間に1回ですので、
ゴミ回収車が持ってゆくまでの間、ずっと臭い続けるのです。
また、納豆の空パックを、ビニール袋に入れて、口を固く縛っても、
たいした防臭効果はなく、
たとえ、ビニール袋を二重にしても、匂いを封じることはできません。
そして、一日数パックの納豆を消費した場合、
1週間の間に、熟成されて何倍にも濃くなった納豆の匂いが、室内に充満してしまい、
あの焼けつくような匂いによって、不眠症になってしまったこともございます
((((; ゚Д゚))))
・・マロ的には、納豆に健康効果があることを知りつつも、
食後も続くあの不快な臭いが嫌で、納豆から遠ざかっていた時期もあったのですが、
徹底した臭い対策をすることによって、
今では、毎日のように納豆を食べることができております。
食後の納豆の防臭アイテムとしてマロが選択したものは、
「次亜塩素酸ナトリウム(じあえんそさんナトリウム)」、
つまり、もっと身近な製品で言えば、「ハイター」の活用です
(・∀・)スンスンスーン
他にも、次亜塩素酸ナトリウムが配合された商品としては、
「ミルトン」、「ブリーチ」、「ピューラックス」、「ジアノック」
などもございます。
次亜塩素酸ナトリウムは、安全かつ安価で確実に殺菌効果を得られる点で、他の殺菌剤よりも優れております。
化学的には、水酸化ナトリウムの水溶液に塩素を通じることによって得られますが、
水酸化ナトリウムも塩素も、
食塩を原材料とする「ソーダ工業」という化学工業によって、工場で大量生産されるので、
次亜塩素酸ナトリウムは、比較的安価に手に入るのでございます
ヽ(・∀・)ノ ワーイ
次亜塩素酸ナトリウムは、何も特別なものではなく、私たちが普段飲んでいる水道水には微量の次亜塩素酸ナトリウムが消毒のために混ぜ
てあるのです。
また、水道水ばかりでなく、プールの消毒にも使われているので、
次亜塩素酸ナトリウムの特徴的なあの臭いは、プールの臭いを連想させると思います。
さらに、次亜塩素酸ナトリウムには酸化作用があり、
これには、殺菌効果ばかりでなく、漂白効果もあり、漂白剤の成分としても有名で、
マロ、サラリーマン時代には、カッターシャツの黄ばみをとるのに、よくハイターを使ったものでございます
(・∀・)ニヤニヤ
また、希釈した水溶液はアンチホルミンと呼ばれ、食品添加物としても使われていて、
野菜、果実などの消毒にも用いられています。
細菌やウイルスを死滅させることができるので、医療現場においても、
医療器具やリネンの消毒に使用されているのでございます。
納豆菌もその一種である枯草菌は、宇宙空間でも生き延びるほど強い菌であり、
枯草菌は芽胞(がほう)と呼ばれるきわめて耐久性の高い状態となり、
100℃の熱湯で煮沸されても、放射線を浴びても死滅することはありませんが、
なんと、次亜塩素酸ナトリウムは、このように頑丈な枯草菌(納豆菌)をも死滅させることができるのでございます
( ´゚д゚`)エー
しかも、チフス菌・大腸菌・ブドウ球菌・サルモネラ菌だけでなく、
O-157などの腸管出血性大腸菌、
インフルエンザウイルス、ノロウイルス、そして、エボラウイルスをも不活性化させるというのだから驚きです
((((; ゚Д゚))))ガクガクブルブル
そんな次亜塩素酸ナトリウムは不安定なため、通常は水溶液として保存されます。
水溶液の状態では、比較的安定していて長期保存が可能なのですが、
時間の経過とともに自然分解し、酸素を放ちながら、塩化ナトリウム水溶液(食塩水)に変化していきます。
しかも、60℃以上の高温や紫外線等でも分解が加速してしまいますので、
熱湯や温泉には使えず、日光の当たる場所では使用することができません。
また、次亜塩素酸ナトリウムは、金属類、天然繊維類はほとんど腐食してしまうので、
スプーンや鍋に使用したり、衣服に付いたりすると、ろくなことになりません
(; ゚∀゚)
ただし、プラスチック製品やガラス製品、陶磁器、チタン、硬質ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、フッ素樹脂は大丈夫です。
次亜塩素酸ナトリウムは不安定な化合物であり、その水溶液であっても、実は、常温で、緩やかに低濃度の塩素ガスを発生しています。
この塩素ガスは、毒性が強いことで有名です。
驚くべきことに、第一次世界大戦中の1915年4月22日、
ベルギー領の西端にあたるイープル戦線において、
ドイツ軍が、大量破壊兵器として、塩素ガスを使用しました。
( ´゚д゚`)エー
前線に約5キロに渡り「液体塩素」を入れたシリンダーを設置し、
バルブを空けると、ガスは雲状になって広がったといいます。
連合軍側は、4月22日の一日だけで、5000人の死者を出しているのでございます。
そして、最終的には、連合軍兵士約1万5000人が被害を受けたそうです
ヒィー(((; ゚Д゚)))ガタガタ
・・世界で初めて使用された毒ガスは、なんと「塩素ガス」だったのです。
日本の水道水には、そんな塩素が入っているのでございます。
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
日本の浄水場では、水道水の消毒のために注入される次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素剤が、効力を残して水道水中に存在しているものを残留塩素といいます。
一般に、カルキ臭と呼ばれるものは、水道水に含まれる残留塩素だったのです
(ill゚д゚)
・・また、殺菌や漂白のために、次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用する際に、塩素臭を感じた場合、
空気中の塩素濃度は0.2~3.5ppm程度であると言われています。
アメリカでは、塩素をはじめとする人体に有害な物質に対して、人間が曝露した場合に、
影響が出る空気中濃度の域値を示した「急性曝露ガイドラインレベル(AEGL, Acute Exposure Guideline Level)」というものがあります。
曝露のレベルは、AEGL-1 ~ AEGL-3 までの3段階に分かれていて、
・AEGL-1は、曝露した人が著明な不快や刺激を感じるが、曝露を中断すれば影響を一過性に止めることが可能なレベル
・AEGL-2は、不可逆的かつ長期的な健康被害を受ける可能性が出現するレベル
・AEGL-3は、生命に影響を及ぼすことが予想されるレベル
と定義されています。
アメリカ合衆国環境保護庁(EPA, Environmental Protection Agency)の報告によると、
塩素に関してのAEGLについて、
「0.5ppmの塩素に10分間曝露するとAEGL-1レベルの健康被害、2.8ppmの塩素に10分間曝露するとAEGL-2レベルの健康被害が生じる」
とされています。
参考URL: https://www.epa.gov/aegl/chlorine-results-aegl-program
つまり、塩素への曝露は、必ず、AEGL-1以内に留める努力が必要となり、
次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、どうしても、少しずつ分解されながら、少量の塩素を発生させておりますので、
たとえ、殺菌中であっても、蓋つきの容器に保管することが望ましいと考えられ、
また、場合によっては、ハイターなどの塩素系洗剤や漂白剤は、しっかり希釈して使用するなどして、発生する塩素ガスの量を抑える対策も必要であり、
殺菌後は、すみやかに水で流すべきでしょう
(/`・ω・´)
そして、塩素臭などの刺激臭によって不快感を感じた場合には、すぐに室内の換気を行うことが重要です。
ちなみに、塩素ガスは、空気よりも重いので、部屋の床から充満してゆくことを計算に入れるべきです。
そんな次亜塩素酸ナトリウム水溶液には、洗浄効果がありませんので、
日常使用の場面では、各種洗剤との併用が想定されます。
次亜塩素酸ナトリウムの水溶液はアルカリ性を示すのですが、
絶対に、これを、酸と混合してはいけません。
もし、誤って混合するとの大量の塩素ガスを発生します
( ´゚д゚`)エー
アメリカ合衆国環境保護庁のレベルで言えば、いきなりMAXであるAEGL-3クラス(「生命に影響を及ぼすことが予想されるレベル」)の状態が出現すると考えて差し支えありません
ヒィー(((; ゚Д゚)))ガタガタ
特に、pH5より酸性下では急激に塩素ガスが発生するため危険です。
よく製品のラベルに「混ぜるな危険!」と表示されていたりしますが、このことを言っているのでございます。
・・実際には、何と混ぜるといけないのか不明確だったこともあって、
塩素系漂白剤と酸性洗浄剤を混ぜてしまったことにより、
1986年には徳島県で、1989年には長野県で、
塩素ガスが発生したことによる死亡事故が起こっています
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
また、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を、ごっくんと飲んだ場合には、
胃酸と反応して、大量の塩素ガスが発生し、これまた死亡事故になりかねません
アヒャアー(((; ゚Д゚)))ヒィーガタガタ
よく肌が弱い方が、お炊事する場合には、手荒れ防止のために「弱酸性」の洗剤を使用されることがあると思うのですが、
これは、弱アルカリ性の洗剤が油分に強い性質を持っているため、手肌の脂分も奪っていくことになり、手荒れの原因となるからでございますが、
「手肌にやさしい」と表記されている弱酸性の食器用洗剤は、pH値が3~6の洗剤を指し、
まさに、次亜塩素酸ナトリウムが含まれた洗剤が警告する「混ぜるな危険!」の状態を発現させる、
けっして混ぜてはいけない相手方なのでございます
( ´゚д゚`)エー
また、同様に、食酢やクエン酸、炭酸を多く含む物質と混ぜても、
AEGL-3状態になってしまいます。
ただ、弱酸性の台所用洗剤は珍しく、
・花王 キュキュット クリア除菌 レギュラー
・ecover(エコベール) 食器用洗剤
・ミマスクリーンケア『緑の魔女 キッチン食器用洗剤』
・Frosch(フロッシュ)
など、ごく限られております。
また、これらの洗剤が悪いのではなく、単に、次亜塩素酸ナトリウムとの使い合わせが悪いだけなのでございます。
・・さて、以上が、次亜塩素酸ナトリウムを使用する上で、どうしても知っておかなければならない知識でございますが、
それでは、マロが、どうやって次亜塩素酸ナトリウムを使って、食後の納豆菌の殺菌・防臭を行っているのかについて解説したいと思います
(´・∀・` )アラマァ
①一般的な納豆パックを空けたところです。
②納豆の表面には、ビニールシートが被せてありますが、けっして、その場で捨てず、取っておきます。
これにも、納豆菌が付着しておりますので、いっしょに殺菌してしまいます。
③納豆を取り出した後、空のパック一杯まで水道水を注ぎます。
④ハイター液を数滴、パックの中の水にたらします。
⑤先程取っておいたビニールシートを、パックの水の表面に被せます。もちろん、納豆が付着していた面を下にしています。
こうすることによって、次亜塩素酸ナトリウム水溶液から塩素ガスが発生するのを食い止めることができるのです
( ´・∀・`) ヘー
⑥パックの蓋の上面には、窪みがあるので、そこに水道水を垂らして、蓋が開かないよう、重しにします。
⑦納豆菌は強いので、一昼夜ほど放置しておきます。
⑧納豆菌によって黄ばんでいたパックが、真っ白になっています。
この状態になれば、まず納豆の匂いがすることはありません
ヽ(・∀・)ノ ワーイ
⑨パックの中の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を流して、容器を空にします。
⑩水道水を流して、シンクから塩素ガスが発生するのを防ぎます。
⑪納豆菌を殺菌したパックを、スーパーの袋に入れて、口をしっかりと結んで、プラスチックごみの収集日まで保管します。
・・このように処理したパックからは、まったく、納豆の臭いはしません。
以上が、納豆パックの殺菌・防臭方法ですが、
納豆ご飯を食べた場合のお茶碗や、お箸なども、
基本、ハイターの希釈液によって除菌すれば、匂いが漂うことはありません。
・・ただし、この記事でご紹介したように、
塩素ガスの発生には、くれぐれも注意が必要で、
必ず、こまめに換気しなければなりません。
ちなみに、マロの部屋では、塩素ガスが少量ずつ充満したことによって、目が痒くなったこともありました
・・・・。
オレんちは、第一次世界大戦中のイープル戦線かっ
つづく
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