驚異の健康食品「納豆」② ~恐るべき納豆の健康効果~
前回は、納豆の発祥についての歴史を考えてみましたが、
今宵は、巷でよく言われる納豆の健康効果について、考察してみたいと存じます
(・∀・)スンスンスーン
●栄養素が豊富
納豆は、原材料である大豆が、たんぱく質を多く含みますので、ご飯のおかずとして十分成立するのでございます。
しかも、納豆には、たんぱく質を構成するアミノ酸のうち18種類が含まれていながら、油脂を含んでいないので、肉類などの動物性たんぱく質に比べるとカロリーが低く抑えられるのです。
さらに、納豆菌が出す酵素によって、たんぱく質がアミノ酸レベルに分解されるので、より体内に吸収されやすくなっている点が重要です。
また、納豆は、発酵することにより、大豆本来が持っている栄養素だけでなく、新たなビタミンなどが醸成されるのがポイントなのでございます
( ´・∀・`) ヘー
●疲労回復・学習能力アップ
大豆に含まれるビタミンB1には、体内でのエネルギーの生成を助けてくれるので、疲労が回復するそうです。
また、大豆に多く含まれているレシチンにも疲労回復効果がございます。
マラソンランナーの高橋尚子選手は、現役時代、食事のメニューに納豆を取り入れていたそうで、一日4パックの納豆を食べていたといいます
( ´゚д゚`)エー
シドニーオリンピックで金メダルを獲得した朝も納豆を食べていたらしく、持久力の向上にも効果があったのかも知れません。
しかも、大豆レシチンには、神経伝達物質を生成し、脳の働きを助けたり、ストレスを解消する働きがあるのです。
そして、記憶力を高める効果もあり、試験の前に納豆食べることで成績アップが期待でき、加齢による物忘れが気になる方にも効果的でしょう。
・・ちなみに、東大を卒業したことで知られる女優でタレントの菊川怜は「納豆好き」で有名であり、離乳食の段階から食べていたそうです。
( ´゚д゚`)エー
●整腸作用
納豆菌は、生きたまま腸に届き、腸内の悪玉菌を抑えて腸内環境を整えてくれます。
ちなみに、キムチの100gに含まれる乳酸菌は800億個であるのに比べると、納豆100gあたりには、納豆菌が1000億個も存在します
((((; ゚Д゚))))
また、大豆の持つ食物繊維が腸壁を適度に刺激し、善玉菌を増やすため、便通が良くなるといいます。
・・ちなみに、腸内の善玉菌を増やすために、「ヨーグルトを食べる」という人も多いかも知れませんが、
日本人は遺伝的に、乳糖を分解してくれる酵素を持っている人が少ないために、整腸作用としては、納豆の方が適しているともいえます。
●免疫力アップ
大豆に含まれるイソフラボンが発酵により、アグリコンという分子に変化し、このアグリコンには、殺菌効果や免疫力を高める働きがあるそうにございます。
また、発酵過程で生まれるジピコリン酸には、強い抗菌作用、抗ウイルス作用があるため、インフルエンザやノロウィルスに対しても抑制効果が期待できるという報告があるのです
( ´゚д゚`)エー
さらに、納豆のネバネバの糸に含まれている「レバン(フラクタン)」という物質には、アレルギー抑制作用があるそうで、気管支喘息や、じんましん、そして、花粉症などのアレルギーに効果的だと言われています。
また、先程ご紹介した整腸作用そのものが、免疫力のアップにつながることは言うまでもありません。
●血液サラサラ効果
大豆に含まれるカリウムには、ナトリウムを排出し、血圧を下げる効果あり、高血圧に対して効果があるばかりでなく、
大豆のサポニンが、血栓のもととなる過酸化脂質の生成を抑制するそうです。
サポニンを摂ることで、動脈硬化を予防するばかりでなく、血中コレステロールや中性脂肪を低下させてくれる可能性があるのです。
しかも、納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」は、たんぱく質分解酵素であり、血栓を溶かして血液をサラサラにしてくれる効果があるために、心筋梗塞や脳梗塞を予防してくれるというのです。
さらに、その効果は、病院で使用されている血栓溶解剤の点滴と同じぐらいの作用があるといわれているのですから驚きです
( ´゚д゚`)エー
そんなナットウキナーゼが凄いところは、ただ血栓を溶かすだけでなく、6~8時間効果が継続する点です。
ですので、夕食に納豆を食べて寝ることによって、睡眠中にできやすいという血栓に持続的な効果が期待できるのです。
ただし、ナットウキナーゼは熱に弱く、70度の熱で壊れてしまいますので、炊き立ての熱々ごはんに納豆をのせると効果がなくなってしまいます
○| ̄|_
●ダイエット効果
大豆に含まれる食物繊維が、腸内でコレステロールを吸着、さらに余った糖質も包み込み、体外に排出してくれます。
しかも、大豆に含まれる亜鉛には、糖質を筋肉細胞に吸収させ、エネルギー化してくれる働きがあり、糖質が中性脂肪化になりにくくするのです。
さらに大豆に含まれるサポニンが、脂肪や糖質が、腸から吸収されるのを防いでくれるために、太りにくい体質にしてくれるといいます
ヽ(・∀・)ノ ワーイ
また、納豆に含まれるビタミンB2には、血糖値の上昇を抑える働きがあります。
ごはんは糖質ですが、納豆と合わせて食べることで、血糖値の上昇を抑えられるのです。
急激に血糖値が上昇すると、糖分が脂肪に変わりやすくなるのですが、
納豆を食べることによって、血糖値の上昇が緩やかになり、ダイエット効果が期待できるといいます。
・・女優の深田恭子が、キムチに納豆を混ぜた「納豆キムチ」で10kg痩せたことで大変話題になりましたが、
同じく女優の上戸彩は、納豆を一日9パック食べるという壮絶な納豆ダイエットを行っていたというのですから驚きです
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
また、血糖値の上昇を抑えることは、糖尿病の予防にも効果的です。
●骨粗しょう症予防
骨を丈夫にするカルシウムの吸収には、たんぱく質が必要ですが、納豆には良質のたんぱく質が含まれることは申し上げた通りです。
また、納豆菌は腸内で「ビタミンK2」を作り出してくれますが、このビタミンK2は、カルシウムを骨に定着させる作用があります。
「納豆ほど、ビタミンK2を含む食品はない」と言われており、納豆は、成長期のお子さんにとっても、お年寄りの骨粗しょう症予防にも効果的なのです。
そのためか、「納豆の消費量が多い地域では、骨折率が低い」との報告もあるそうです
(´・∀・` )アラマァ
●美肌効果とアンチエイジング
納豆には、消化によいタンパク質やアミノ酸、豊富なビタミンB群が含まれます。
これらは、肌や髪を作る栄養素なので、美容への効果も期待できます。
また、納豆のネバネバの成分であるポリグルタミン酸は、皮膚の表面に膜を作って肌を守るだけではなく、肌の内側の細胞を活性化させて肌本来の潤いを保つ機能を高めることが分かっています。
そして、大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンである「エストロゲン」とよく似た化学構造をしており、尚且つ、エストロゲンと似た働きをすることがわかっております。
つまり、大豆イソフラボンは、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれるのです。
もともと、大豆イソフラボンは、ポリフェノールの一種であり、代表的な抗酸化物質であり、細胞にダメージを与える「活性酸素」の働きを抑えてくれます
ヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ
さらに、「ナットウキナーゼ」を発見した須見洋行博士によると、
納豆に含まれる「ポリアミン」が、生物の細胞の増殖やDNAの複製に深く関与しており、細胞分裂を促進させて、細胞の生まれ変わりを助けるために、肌がキレイになるそうです。
しかも、ポリアミンには抗炎症作用があり、血管の炎症を抑えるために、動脈硬化を防止するアンチエイジング効果もあるそうです。
また、納豆に含まれる物質である「セレン」は、活性酸素を消去する抗酸化作用が強いミネラルです。
ミネラルのセレンは、ビタミンEの40倍もの抗酸化作用があり、細胞膜が酸化して過酸化脂質になるのを強力に抑制します
((((; ゚Д゚))))
・・ちなみに、何歳になっても、往年の若さを保っているマドンナについては、日本人シェフによる日本食が、その驚異的な若さに大きく貢献しているといわれています。
参考URL:
マドンナは、
「全粒穀物や味噌、納豆、そして、海草などを組み合わせた食事を一日おきに摂取することによって胃腸を活性化させ、肌や外見の美しさを保っている」
と、イギリスのデイリー・メール紙(Daily Mail)が伝えているのでございます
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
●抗がん作用
先程ご紹介したミネラルであるセレンには、抗酸化作用があり、アンチエイジングが期待できるばかりでなく、抗がん効果もあるというのですから驚きです
( ´゚д゚`)エー
調査によると、がん患者には、体内のセレンの量が少なく、がん細胞と戦うと、セレンが消費されることが明らかとなっているのです。
さらに話はこれだけでなく、秋田大学大学院理工学研究科の伊藤英晃教授らが、
「納豆に含まれる成分から、抗がん作用がある物質を発見した」
と発表し話題となりました
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
納豆をすりつぶして取り出した成分から抗菌作用のあるアミノ酸の塊である「抗菌ペプチド」を抽出し、
ヒトやマウス由来のがん細胞に抗菌ペプチドを投与したところ、24時間以内にがん細胞が死滅したというのです。
また、単なる煮大豆をすりつぶしたものや、納豆菌単体では、効果がないそうにございますので、発酵食品である納豆ならではの効果であるようにございます。
~納豆がもたらす平均寿命と健康寿命~
現在わかっているだけでも、納豆には、以上のような健康効果があるのだから、
マロは、納豆をよく消費する地域では、さぞかし、平均寿命が長いのであろうと考えて、
例えば、水戸納豆で有名な茨城県の平均寿命について調べてみたのですが、
5年ごとに公表される厚生労働省発表の全国の平均寿命について、
茨城県は、平均寿命でみると男性は34位、女性は45位でした
(※2015年のデータを元に、厚生労働省が2017年に公表)
・・平均寿命で見ると、全国平均を下回るという結果となってしまいました。
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
しかしながら、
「一生の間で、どれだけ健康でいられるか」
について考えるために、
「平均寿命の中で、健康寿命の期間はどのくらいの割合であるのか」についても分析してみました。
つまり、厚生労働省が発表している都道府県別の「健康寿命を平均寿命で割って算出してランク付け」してみたのです。
2016年の健康寿命を2015年の平均寿命で割った値については、
茨城県は男性で5位、女性で4位となります。
(゚∀゚ )!!
ただし、厚生労働省は、健康寿命は3年ごと、平均寿命は5年ごとに発表しているために、両者が同じ年とはなりづらいのです。
そこで、念のため、健康寿命と平均寿命のデータの年度が同じである2013年でもランク付けしてみると、
茨城県は全都道府県中、男性で3位、女性では2位となります
( ゚∀゚)!!!
「平均寿命に占める健康寿命の割合の高さ」で考えた場合、
茨城県は、安定して上位に食い込んでくるのです
(・∀・)スンスンスーン
・・しかも、このデータでランク付けした場合は、伝統的に納豆が食べられてきた東北・関東地方が上位を占め、
その一方で「納豆不毛地帯」と呼ばれる関西圏(近畿地方)は、ほとんどランクされていません。
つまり、あくまで可能性の一つではありますが、
納豆の効果の凄いところは、
健康でいられる期間が長い割には、寿命はそれほど長くないことになり、
極論すれば、「コロッと死ねる」と言えます
言い換えれば、納豆を食べることによって、「成人病の予防効果がある」上に、「終末期でも要介護状態の期間が短くなる」のかも知れないということであり、
ご家族の介護に掛かる負担や、医療費や社会保障費を抑えることができる可能性があるのでござます
エェ━━━( ゚Å゚;)━━━!!?
納豆は、少子化問題もあり、ますます逼迫することが予想される日本の財政に対しても一つの光明をもたらす食品と言えるのかも知れません。
つづく
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