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2019年3月31日 (日)

アヌンナキの伝説⑧ 縄文からシュメールへ!

前回の記事で、「シュメール人と縄文人が同一民族ではないか」という説を展開いたしましたが、

もしそうであるならば「シュメール人が先か、縄文人が先か」という議論になるのでございます

(・∀・)アヒャ

 

説の中には、シュメール人が海を渡り、その後、縄文人となったいうものもあるようです。

その根拠として、「縄文時代、日本に文字などの高度な文明はなかった」という考えがございます。

 

 

たしかに、日本には、固有の文字が無いことになっており、4世紀末から古墳時代中期頃に大陸から伝来した漢字が、日本の文字の使用となったとされています。

平仮名や片仮名については、平安時代に漢字から派生したとされます。

 

 

しかし、我が国には、大陸より漢字が伝わる前に、日本独自の文字が存在したという説があり、

その文字は、「神代文字(かみよもじ)」と呼ばれているのでございます

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

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※図は、「ヲシテ」と呼ばれる神代文字。『ホツマツタヱ(秀真伝)』は、「ヲシテ」を用いて書かれた古史古伝。

 

 

こうした神代文字について熱心に研究していたのが、江戸時代後期の国学者である平田篤胤です。

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彼の著書『神字日文伝(かむなひふみのつたえ』では、日本全国から、これらの神代文字が収集されていて、

篤胤は、形態が似ているこれらの文字を、一種類の文字が変形したものであるとして、一つの文字に集約しました。

 

そして、その原型となる日本古来の文字は、アヒル文字(阿比留文字)であると結論し、「日文(ひふみ)」と名付けました。

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※図は、アヒル文字(ただし、異体字であるアメコアヒルモジ)

 

平田篤胤は、アヒルクサ文字(阿比留草文字)は、アヒル文字(阿比留文字)の草書体であると主張していますが、

そのアヒルクサ文字は、日本各地の神社において神璽や守符、奉納文などで、多く用いられている文字なのでございます

( ´゚д゚`)エー

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※図は、神代文字が書かれた伊勢神宮の奉納文(1973年、伊勢神宮が公開)

 

神代文字の中でも、アヒルクサ文字がもっともメジャーであると言って差し支えないでしょう。

 

しかも、アヒルクサ文字は、古史古伝である『竹内文書』や『九鬼文書』(くかみもんじょ)にも登場するのです。

つまり、「大化の改新」以前に、アヒルクサ文字を使用した古神道体系が、既に日本列島に存在していた可能性があるのでございます

( ´゚д゚`)エー

 

 

しかしながら、そんなアヒルクサ文字の成立時期は不明です。

アヒルクサ文字は、甲骨文字や金文(きんぶん:青銅器に刻まれた文字で甲骨文字の後の時代にみられる)によく似ているため、これらを元にした文字ではないかという説もあります。

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※上図は、甲骨文字

 

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由緒ある神社であればあるほど、神社の神符やお守札には、神代文字が用いられており、

神符やお札のデザインは、そう簡単に変更できるものではないのであり、日本の主要な神社は、もともと漢字・仮名文化には属さない氏族によって創始された可能性が濃厚です。

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※荒神山の御札。左側にあるのが神代文字。

 

つまり、アヒルクサ文字は、日本に古くから伝わる宗教である「古神道」と関係が深いようです。

そして、日本の古代神話とも関わりがあり、「神代の時代」ともいうべきはるか昔から存在する文字であるために、「神代文字」と呼ばれたのでございます

( ゚д゚)ポカーン

 


日本語学者の北里闌(きたざとたけし)は、アヒルクサ文字とフィリピン古字やマレー古字には類似した形態と発音の文字があり、同系統であると主張しています。

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また、国学者の伴信友や国語学者の山田孝雄は、アヒル文字と朝鮮のハングルとの類似を指摘しています。

つまり、日本の神代文字が、日本に留まらず、世界各地に波及している可能性があるのです

( ´゚д゚`)エー

 

 

さらに、中央アジアから東アジアにまたがる帝国を築いた「遼」に伝わる古文書である「契丹古伝」によると、

「漢字以前の文字を天字といい、天字以前をト字、ト字というのは殷字であり、殷は元これ倭国(日本)」

とあります。

 

卜字というのは、要するに甲骨文字のことであり、漢字の原型になったものと言われます。

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アヒルクサ文字は、甲骨文字とよく似ていることが指摘されているため、

つまり、言いかえれば、日本の神代文字が、中国の漢字になった可能性があるのです

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

 

まさに、逆ドッキリにございます (; ゚Д゚)

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・・しかし、当然のことながら、アカデミックな世界では「神代文字」を認めず、江戸時代以降に捏造されたものであるという考え方が支配的です。

 

 

 

また、神代文字以外にも、日本には、漢字以前の文字が存在した可能性があり、北九州市門司地区を中心に九州各地では、「ペトログリフ」が発見されているのでございます。

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※図は、山口県下関市彦島で発見されたペトログリフ

 

ギリシャ語で「ペトロ(petro)」は岩石、「グリフ(glyph)」は文字や文様を表します。

 

つまり、ペトログリフとは岩石に刻まれた文字や文様を意味するのですが、

元高校教師で、「日本岩刻学会」代表の吉田信啓氏によると、

日本に存在するペトログリフの多くが、シュメール古拙文字であるというのだから驚きです

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

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また、山口県下関市彦島で発見されたペトログリフは、ハワイで発見されたものと完全に同じ系統の文字であるそうです

( ´゚д゚`)エー

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※図は、ハワイで発見されたペトログリフ

 

 

そのため、シュメール文明と縄文文化の類似に関しては、古代シュメール人が、海洋民族となって、日本、そして環太平洋にまたがる文化圏を作り上げたという説があります。

吉田氏も、縄文文化の一部である曽畑式縄文土器(そばたしきじょうもんどき)などは、海洋民族となったシュメール人が日本やハワイに伝えたのではないかとの憶測をされていますが、

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マロ的には、逆ではないかと考えたのでございます。

 

 

世界最古級の土器は、青森県の大平山元遺跡で見つかった1万6500年前のものであり、

縄文土器は、世界的に観ても、そうとう古い歴史があるのです!

当然、シュメール人が存在したずっと以前から、縄文人(古代日本人)は存在しております。

 

 

つまり、縄文人が、シュメール人になったのです!

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

 

また、シュメール文明は、メソポタミアに突然出現したのではなく、かつてこの地に渡来してきた「ウバイド人」という民族の影響を受けたといわれています。

 

シュメールの粘土板(テル・マディク出土)によると、そのウバイド人たちの故郷が、

「遥か遠方の海の上に浮かぶ、太陽が昇る国ディムルンである」

というのだから驚きです

((((; ゚д゚))))アワワワワ

 

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※マロのブログでたびたび引用する蛇面の女神は、ウバイド文化に見られる

 


ディムルン(Dilmun)は、メソポタミアから見て東の方向にあったとされる古い地名で、ティルムン(Tilmun)とも呼ばれます。

 

そんなディルムンは、時に、「太陽の昇る場所」「生命に満ちた場所」などと叙述されます。

これはディルムンが、シュメール神話において、創世神話の舞台になっていることや、洪水伝説の主人公ジウスドラ(Ziusudra、またの名をウトナピシュティム)が神々から永遠の命を授かったとされる場所であることによります。

 

また、ディルムンは、エンキとニンフルサグの叙事詩でも、天地創造の場所として描かれており、地上の楽園である「エデンの園」のモデルになった場所と推測する学者もいるくらいにございます。

 

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「ディムルン」は、シュメール人が想像で生み出した理想郷に過ぎないとされたり、

「バーレーンがディルムンである」

「インダス国家がディルムンである」

などの説が飛び出す中で、

 

 

ウルトラスーパー皇国史観を持つマロ的には、あえて、

「日本が、ディルムンであり、ウバイド人は縄文人であった」

という説を採りたいのでございます

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

 

もし、そういうことになると、日本が、聖書でいうところの「エデンの園」になってしまうのでございます

エェ━━━( ゚Å゚;)━━━!!?

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たしかに、縄文人は、1万4000年の長きにわたって、争いもなく、階級社会もなく、相互に助け合って暮らしておったのでございます。

いわゆる「楽園」のような場所であったと形容されて、何の不思議もございません。

 

 

次回は、世界へ飛び出した縄文人について検証してみたいのでございます。

 

 

 


つづく

 

 

 

併せて読みたい記事:

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