三行広告の裏に隠された真実・・・
「三行広告」とは、新聞・雑誌の広告欄で、尋ね人・求人・求職・不動産売買などの三行程度の小さな広告を言います。
また、三行広告には、他にも、商品・映画・演劇案内などが含まれます。
そして、どうしても限られた紙面で文字数が限定されますので、詳細な情報までは掲載することができず、どこか怪しさが漂ってしまうのでございます
(;・∀・)
尋ね人の三行広告としては、以下のようなものが一般的です。
ただ、前半は良いのですが、後半にかけては、家庭の裏事情を垣間見ているようで、興味深いところです。
俊さん(の親?)や正和さんは、どこか自暴自棄になっていて、母親が心配しているという情景が目に浮かびます
(; ゚∀゚)
あやかさんは、何か早とちりをしてしまい、どこかへ行ってしまったのでしょうか?
常に、事実関係を、はっきりさせてから、行動に移したいものです。
知子さんを心配する親族の叫びが、他の広告に搔き消されていて、どこか間抜けです
( ´゚д゚`)エー
紙面に限りがあるとはいえ、「みかんの缶詰め」と同列に配置した編集のミスマッチと言えるでしょう。
花子さんは、「地黒」を苦にして、家出したようです
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
ちなみに、文章にある「平尾のレート」とは、化粧品メーカーである平尾賛平商店によって開発された、お白粉とクリームをセットにした画期的な化粧品「レートメリー」のことだと思われます。
大正7年に発売されました。
また、同時期の怪しい化粧品の三行広告としては、「ラヂウム液」というものもありました。
大正4年の商品になります。
「恐るべき秋の日やけ(に効果的)」とありますが、放射性物質を肌に塗る本品そのものが「恐るべき」商品です
ヒィー(((; ゚Д゚)))ガタガタ
「肌荒れを防ぎ・・」と謳っていますが、余計、肌が荒れそうです。
また、三行広告には、政治的なメッセージ性が含まれるケースもあるようです。
当時の社会党党首であった「土井たか子」の与党批判のようです。
「オセロゲームじゃあるまいし・・・。」
というツッコミには、思わず笑みがこぼれてしまいます。
日本国政府の「竹島問題」に対する国民に向けたアピールですが、
関係国を、「キムチ」呼ばわりするとは
( ´゚д゚`)エー
領土問題は、センシティブであるため、冷静に対処したいところです。
結婚の祝福かと思いきや、
女性たちの怨念がこもった恨みのメッセージでした。
アヒャアー(((; ゚Д゚)))ヒィーガタガタ
それにしても、信治くんは遊び過ぎです。
「カワイコちゃんと交際しよう」と言いながら、イラストの女性が不気味です。
( ´゚д゚`)エー
文面のBGとは、「ビジネスガール」のことで、今でいえば、OLに当たります。また、わざわざ、「未亡人と交際できる」と謳う必要がどこにあるのでしょうか。
昭和初期には、三行広告において、里親の募集も多かったようです
( ´゚д゚`)エー
現代では、犬や猫の「もらい子」の広告はありますが、人間の「もらい子」の広告はほとんどみかけません。
マゾヒストの男性が、サディストの女性に奉仕したいと申し出ています
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
一般紙で自分の性癖を晒け出すとは、この時点で、この32歳の男性は、ドMであることが分かります。
高村光太郎が、彫刻のモデルを募集しています
( ´゚д゚`)エー
高村光太郎といえば、「僕の前に道はない...」で始まる『道程』など、詩人として有名ですが、彫刻家でもあったのです。
彼は、裸婦像の作品も手掛けていましたが、なんと、三行広告で公募していたのです。
高村は、スタイルの良いヌードモデルを募集したつもりだったのですが、
裸を晒すのを厭わない女性は、生活に苦しんでいる人が多く、一日中、身の上話を聴かされる上に、りっぱな体格の女性は一人もいなかったそうです。
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
・・・結局のところ、三行広告は、求人する側も、そして、求人に応募する側も、どちらもいい加減です。
思わず、童話・『狐と狸の化かしあい』を連想してしまうマロにございました
(・∀・)スンスンスーン
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