猿田彦の正体① 正体を隠された謎の神!?
猿田彦(サルタヒコ)という神様がいます。
マロ的には、子供の頃は、ほとんど馴染みのない神様でございましたが、成人してからは、やたらと、猿田彦という名前を耳にすることが多く、
今では、猿田彦命を信仰しています。
そんなマロは、猿田彦好きが高じて、思わず、ミニフィギュアまで作ってしまいました。
今宵は、そんな猿田彦について、考えてみたいのでございます
(・∀・)スンスンスーン
「猿田彦」は、日本神話に登場する謎の神で、『古事記』および『日本書紀』の天孫降臨の際に、
天照大神に遣わされた「ニニギノミコト」を道案内したという神様です。
その後、役目を終えた彼は、伊勢国五十鈴川のほとりに鎮座したとされています。
その姿は、「鼻長七咫、背長七尺」という記述から、鼻が長く、背が高かったそうで、さらに「顔赤く」ともされており、
天狗の原形と言われています。
そして、なぜか、槍がトレードマークです・・
また、「天地を照らす神」ということから、現在の女神・天照大神より前に、伊勢で信仰されていた太陽神だったという説もあります。
猿田彦には、天鈿女(アメノウズメ)という妻がいて、
彼女は、天照大御神が岩戸隠れしてしまった時に、裸踊り(つまり、ストリップ)をして場を盛り上げたことで有名で、どこかセックスアピールの強い女神です
(;・∀・)
一般的に、猿田彦は、導きの神、道開きの神、旅の神、夫婦円満の神とされ、お祭りの神輿(みこし)の前で、猿田彦が先導をすることもあります。
また、道端に祀られている道祖神は、夫婦の姿で表現されることが多く、「猿田彦と天鈿女」を表していると言われます。
また、東京恵比寿に本店がある「猿田彦珈琲」は、伊勢の猿田彦神社が由来だそうです。
そんな猿田彦は、手塚治虫の漫画『火の鳥』において、物語の狂言回しとしても登場し、
火の鳥の『乱世編』では、源義経の師匠として伝わる『鞍馬天狗』として描かれています。
高尾山の飯綱大権現(いづなだいごんげん)の正体が猿田彦であると言われたり、やはり、天狗のモチーフになっているようです。
しかし、民俗学者の吉野裕子は、伊勢神宮で祀る祖霊は、元来、「蛇神」であったとした上で、
「猿田彦は蛇神である」と指摘しています
( ´゚д゚`)エー
たしかに、三重県伊勢市の五十鈴川の「瀧祭神(たきまつりのかみ)」も蛇の神様であると考えられています。
やはり、『日本書記』で五十鈴川と縁の深い神であるとされる猿田彦も蛇神なのかもしれません。
また、日本の神社の注連縄(しめなわ)は元来、「蛇の交尾」をモチーフにしたものであると言われています
(ill゚д゚)
そして、さらに驚くべきことに、猿田彦の正体は、
日本国の初代天皇陛下ニギハヤヒであるとも言われます
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
ニギハヤヒ(饒速日)は、日本神話に登場する神で、
正式名称は、「天照国照彦天火明櫛甕玉饒速日命(あまてるくにてるひこ、あめのほあかり、くしみかだま、にぎはやひのみこと)」という、
とても長いネーミングになります
(;・∀・)
ニギハヤヒは、神武天皇が九州から畿内に東征する以前に、
天磐船(あめのいわふね、UFO!?)から、天より降りてきた天神の神子であると言われます。
早い話が、宇宙人です
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
そんなニギハヤヒは、神武天皇より先に、王朝を築いていたと言いますから、事実上の初代日本国の天皇です。
マロ的には、「神武の東征」も、それに先立つ「国譲り神話」も、実際には同じ事件を題材にしていると感じます。
ニギハヤヒは、その本名から、「天を照らし、国(地)を照らした」ということになり、猿田彦と同一神とされているのでございます。
このニギハヤヒは、宮崎駿のアニメ『千と千尋の神隠し』でも取り上げられているようで、
本名を消された謎の少年「ハク」が、最終的には、川の神である「ニギハヤミ・コハクヌシ」という名前を取り戻すというストーリーでした。
ハクの本名である「ニギハヤミ」は、明らかに「ニギハヤヒ」を意識しており、「コハクヌシ」は、「コトシロヌシ(事代主)」を文字ったものでしょう。
ちなみに、事代主は、ニギハヤヒと同一とされる神です。
ニギハヤヒは、アニメでもそうであったように、白龍神であり、白蛇ともされ、奈良の三輪山に「蛇神」として祀られています。
つまり、
「ニギハヤヒ=蛇神=天照国照彦=猿田彦」
という関係式が成り立ちます
(ill゚д゚)
そして、猿田彦は、もともと現在のアマテラスの原型であるプレ・アマテラスとも言える神であり、
日本の祖霊神である「天照大御神」の称号を剝脱された上に、道案内までさせられる気の毒な神とも言えるのです
((((; ゚Д゚))))ガクガクブルブル
また、ニギハヤヒも、もともとは、先に日本に王朝を樹立した存在だったにも関わらず、神武天皇に「日本の初代天皇」という称号を奪われています
( ´゚д゚`)エー
猿田彦も、ニギハヤヒも、いわば正体を隠された謎の存在として、ベールに包まれておりますが、
実際には、日本という国家が形成される過程においては、とても重要な役割を果たしていたのでしょう。
そして、両者は、歴史のアヤで、その正体を消されつつも、どこか哀愁が漂う雰囲気も魅力です。
「男は黙ってサッポロビール!」
ならぬ、
「ちょっぴり、ビターな猿田彦珈琲!」
といったところでしょうか?
・・・しかし、話はこれで終わりではなく、
日本には、「実は、猿田彦が、イエス・キリストであった」という驚天動地のトンデモ説も存在するのでございます
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
次回は、「猿田彦=キリスト」説の核心に迫ってみたいと思います。
つづく
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