人間とチンパンジーのハイブリット「ヒューマンジー」の悲しい歴史・・
さて、前回の記事で、獣人「ザナ」の肖像は人類と類人猿のハイブリッドを連想させると言いましたが、
実のところ、人類と類人猿の交配は、理論上可能なようです
(ill゚д゚)
ちなみに、サルの「オリバー君」は、かつて、人とチンパンジーのハイブリッドである「ヒューマンジー」という触れ込みで、大人気を博したのでございます。
1976年には来日を果たし、日本テレビの『木曜スペシャル』に出演して話題となったのございます。
そして、この時、彼の世話をしていたのが、当時新人ADであったテリー伊藤氏でした。
そんな、オリバー君は、
・膝を曲げない状態で立ち上がり、二足歩行する
・頭髪が薄く、顔の面影が人間に似ている
・酒やコーヒーを飲み、タバコを吸う
・人間の女性に発情する
などの特徴を備えていたことから、
「人類の祖先か、それとも、生きた化石か!?」
「ミッシングリンクが解明されるのでは!?」
とまで、言われておりました。
・・しかし、レントゲン検査では、オリバー君は腰椎の数が4本であり、チンパンジーと同じでした(※人間の場合は5本です)
( ´゚д゚`)エー
また、シカゴ大学の遺伝学者デヴィッド・レッドベター(David Ledbetter)博士がオリバー君の染色体検査したのですが、チンパンジーと同じ48本であることを確認しています。
さらに、ミトコンドリアDNAやY染色体検査においても、紛れもないチンパンジーであったと報告されているのでございます。
・・ちなみに、テリー伊藤氏は、ホテル内で糞尿を垂れ流して暴れまわるオリバー君に腹を立て、頭をぶん殴ったというのは有名な話です。
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
テリーさんは、
「あれはチンパンジーですよ、みなさんっ!」
と声を大にして主張しています。
・・とまあ、ここまでは笑い話なのですが、
1920年代には、異種交配研究の権威で、旧ソ連の生物学者イリヤ・イワノフ(Ilya Ivanov)氏が、人間の精子でチンパンジーのメスを妊娠させるという実験を行っていたそうです。
実験は失敗に終わり、実験に使用されたメスのチンパンジーたちは、ことごとく死んでしまったそうです。
困ったイワノフ氏は、打開策として、オスの類人猿と人間の女性を使う実験を計画していたというのだから驚きです
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
背景には、人間の知能とサルの身体能力とを兼ね備え、超人兵士を実用化したいというスターリンの意向があったという資料が残っているそうです
アヒャアー(((; ゚Д゚)))ヒィーガタガタ
よくもまあ、恐ろしいことを思いつくものでございます。
・・マロ的には、獣人ザナの存在とイワノフ氏の実験との関連性を疑ったのですが、両者は年代的に合わないようです。
(※ザナの発見;1850年代、イワノフ氏の実験;1920年代)
さらに、ゴードン・ギャラップ(Gordon.G.Gallup)氏が、1920年代のアメリカでは、霊長類研究センターにおいて、人とチンパンジーのハイブリッド種が誕生していたことを暴露しました
( ´゚д゚`)エー
ギャラップ氏は、
「メスのチンパンジーに人間の精子を受精させることに成功し、満期間の妊娠期間を経てヒューマンジーが誕生したのだ。」
と、"The Sun"紙に語っています。
ですが、しばらくして、実験に関わった科学者たちが、倫理的な問題を考慮するようになり、ヒューマンジーの幼児を安楽死させたそうにございます
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
ただし、その後、Gallup氏の証言は、二転三転したため、真偽のほどは明らかになっていません。
しかしながら、1960年代には、またまた同様の実験が中国でも行われたそうで、
1967年、メスの霊長類が人間の精子で妊娠したそうですが、文化大革命などの社会的背景もあって、
誰も世話をする余裕がなかったので死んでしまったといいます
( ´゚д゚`)エー
いずれにせよ、ヒューマンジーたちは、悲惨な末路を歩んだようにございます。
・・そして、獣人「ザナ」も、その近親者たちの遺伝子解析の結果から、どうやら人間と霊長類の混血ではないようです。
次回は、ザナに関わる遺伝子分析の考察と、「イエティ」に類似しているとされる北米の「ビッグフッド」について取り上げてみたいと思うのでございます。
つづく
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