パラカスの頭蓋骨は、宇宙人！？ DNAが真実を語る①
「パラカスの頭蓋骨」は、オカルト好きの人間にとっては避けて通れない永遠のテーマなのでございます。
別名・コーンヘッド（"cornhead"）と呼ばれることもありますが、こんな頭の人は現代人ではあまりみたことがありません。
今宵は、そんなインパクト抜群の「パラカスの頭蓋骨」に迫りたいのでございます。
パラカス"Paracas"は、南米のペルー中部の太平洋岸にある小さな半島を中心とする地域をいいます。
この地域には、古代アンデス文明形成期～古典期にかけてのパラカス文化の墓地遺跡が多いのです。
しかも、乾燥した砂漠地帯にあるため、数百体におよぶミイラが、ほぼ完全な状態で発見されているのでございます。
1928年、ペルー人考古学者ジュリオ・テッリョ(Julio Tello)が、パラカスにて共同墓地を発見、
そして、その中に、3000年前のものと推定される300体以上の長く伸びた変形頭蓋骨のミイラが見つかり、
「パラカスの頭蓋骨」として有名になりました
( ´ﾟдﾟ｀)ｴｰ
長く伸びた頭蓋骨は、ほとんどの場合、人工的に頭蓋変形を行った結果であり、頭蓋骨が変形していたとしても、頭蓋骨の容量や重さなどの特徴は、一般的な人類の頭蓋骨と変わりません。
アンデスにおける人工頭蓋変形方法（P.Weiss, 1961）
Ａ：前頭－後頭型変形，とくに前頭部を圧平する方法（ナスカ）
Ｂ：前頭－後頭型変形，とくに後頭部を圧平する方法（パラカス・カベルナス）
Ｃ：布や帯で頭部全周を緊縛する方法（パラカス・ネクロポリス）
テッリョ博士によると、
「古代アンデス社会においては、頭部は宗教的シンボル。頭は、権力のシンボルでもあり、最も高貴な神格をもったものであった。」
ということにございます。
確かに、デリケートな赤ちゃんの頭に細工を施すことは、相当な時間と労力を要します。
赤ちゃんのお母様にとっては、並々ならない心労があったことは想像に難くないのでございます
(´・ω・｀)
そのような高貴な人の頭をむやみにど突いてはいけません
(illﾟдﾟ)
また、ある映画では、赤ん坊時代に、床に落とされて、頭が変形してしまったキャラクターもおりました
( ´ﾟдﾟ｀)ｴｰ
しかしながら、パラカスの頭蓋骨は、一般的な人間よりも、容積で25パーセント大きく、重さでは60パーセント近く重いのでございます
工ｴｴｪｪ(´ﾟдﾟ｀)ｪｪｴｴ工
つまり、圧平法や緊縛法では説明がつかないのでございます。
このことについては、数十年に渡って大きな謎でございました。
・・2013年、研究者のL.A. マズーリ(L.A. Marzulli)や生物学者のブライエン・フォーレスター(Brien Foerster)等から成る合同チームが、パラカスの変形頭蓋骨のDNA解析を行い、その結果が発表されました。
その報告によると、パラカスの頭蓋骨は、変異したミトコンドリアDNAを持っているのですが、
その変異ミトコンドリア遺伝子は、他のどのような人類、霊長類、そして動物にも当てはまらないそうにございます
工ｴｴｪｪ(´ﾟдﾟ｀)ｪｪｴｴ工
そして、この変異が有効であるならば、ホモサピエンスやネアンデルタール人とは、かけ離れた新種の人型生物であることを示しているのでございます。
遺伝子学者は、
「パラカス人が、人類の進化の過程に当てはまるのかは定かではない。パラカス人が生物学的にかけ離れているため、人類とは交配できなかったのかも知れない」
とコメントしています。
以上の結果から、パラカスの変形頭蓋骨は、「宇宙人なのではないか」とまことしやかにささやかれているのでございます
((((; ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
ちなみに、私たち日本人に馴染みの深い七福神の中の一人である福禄寿は、コーンヘッドとして有名ですが、
南極老人星（カノープス：りゅうこつ座α星）を象徴する神様なのでございます。
たしかに、どこか宇宙人を連想させます。
しかも、パラカスの南東部には、
これまた宇宙人説が色濃い地上絵で有名な「ナスカ」も位置しているのでございます
(illﾟдﾟ)
そして、近年になって、パラカスの頭蓋骨に関する新たな報告があったとのことにございますので、次回は、その内容に迫りたいと思うのでございます。
つづく
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長頭人間は、パラカス人だけではなく、古代エジプトにも存在したようです
( ´ﾟдﾟ｀)ｴｰ
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