インド・アガスティア巡礼の旅 金星の神シュクラ
朝8:00、ドライバー兼ガイドのモトリフに迎えにきてもらい、
ホテルから18km離れたカンチャノール寺院に向かったのでございます。
この寺院での目的は、アガスティアの葉に書いてある通り、
「2.KANCHANOOR TEMPLE(カンチャノール寺院)に行って、シヴァ神その他の神々に、アビシェカムを行わなければならない。」
というものであり、
今回の旅の目的の2番目にあたります
(´・∀・` )
カンチャノール寺院に到着し、
近くの売店で、白い花の環やココナッツなどの供物を買い、
プージャ料金を払うと、
待ち時間もなく、プージャ(儀式)が始まりました
(・∀・)スンスンスーン
儀式は、寺院の主神であるシュクラという金星を象徴する神に供物をお供えし、
ランプの光を捧げるといものです。
このシュクラ神というのは、アシュラ族の軍師という変わった神様で、古代インド人にとっては、いわば、敵国の神に当たります。
・・アシュラ族というのは、アーリア人(ペルシャ人)が信仰していた神々ですが、
アーリア人は、その昔、インド地方に侵攻してきた、
インド人にとっては、それはもうたいへんな仇敵なのでございます
(ill゚д゚)
アシュラというと、興福寺の阿修羅像が連想されますが、
仏教では、阿修羅も闘争を好む悪神という描かれ方をされています。
ちなみに、漫画『キン肉マン』においても
アシュラマンは、悪魔超人として描かれていますが、
これらは、あくまで、インド人(ドラヴィダ族)からみて、
「敵国の人間が信仰する神々は、悪魔だ!」
という視点なのでございます
( ゚Д゚)・∵. グハッ!!
・・ちなみに、太平洋戦争中の日本でも、
悲しいことに、敵国が信仰するキリスト教への思想弾圧があり、
あのキリスト教系お嬢様学校・フェリス女学院の女学生も
当時は、天皇陛下の御真影を拝み、
もんぺ着用で勤労奉仕していたのでございます
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
先日参拝したティルナゲスワラム寺院のラーフ神も、
神話では、アシュラ族であり、
この時点で、マロのルーツは、南インドではなく、
むしろ、ペルシャなのではないかと、
ぼんやり、考えるようになっていたのでございます。。
・・ここのシュクラ神は、美や愛、そして富を司る点では、
西洋占星術でいうところの、Venus(金星)と全く同じで、
代表的な吉星にございます。
ただ、いみじきことに、
縁起の良いシュクラに捧ぐ儀式は、どうも観光客向けの表面的な匂いがしました。
もちろん、アビシェカムもありません
( ´゚д゚`)エー
儀式が終わった後、
モトリフ:「よかったな!シュクラは、福の神だから、これで金持ちになれるぞ!」
と笑いながら励ましてくれましたが、
マロの顔は冴えません
(-_-メ)
予言の葉にあるように、「シヴァ神にアビシェカムを行った」わけではないので、
マロはモトリフに、
マロ:「ここの寺院では、シヴァにアビシェカムを捧げる儀式があるはずだ!」
と喰い下がったのでございます。
モトリフ:「そんな儀式、聞いたことないぞ?」
と地元民の彼でも首をひねりますが、
マロの熱意に押されたのか、
モトリフ:「一応、訊いてみよう!」
と寺に掛け合ってくれたのでございます。
すると、
モトリフ:「確かに、シヴァ神に捧げる儀式があるそうだ。」
モトリフ:「しかし、その儀式は、夕方の5時からだ。」
と言うではありませんか
(゚∀゚ )!!
儀式まで、あと6時間以上あります。
そこで、モトリフの提案で、ここから2km離れた「スーリャナー寺院」という
太陽神を祀る寺院に行くことになったのでございます
(・∀・)スンスーン
つづく
・・・この記事は、数年前に行ったインド旅行についての回想録です。そのため、マロへの予言の時期や旅のスケジュール等、現在の日時とは前後いたしますので、ご了承ください。
参考記事:
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