インド・アガスティア巡礼の旅 vol.06
ティルナゲスワラム寺院のプージャルームでは、
初老のご夫婦と、
眼鏡をかけた赤いサリーが可愛らしい若いインド女性と、
マロの4人がおりました。
・・前歯が抜けて、いかにも人の好さそうな旦那さんが、 たどたどしい英語でマロに話しかけてきました。
旦那さん:「わしらは、息子の結婚を祈願しに来たんじゃよ!」
旦那さん:「あんたも、自分の結婚をお願いするんじゃろ?? えっへっへ。」
"marriage" という単語が出てきて、意外に思いました。
・・確かに、マロは独身なので、結婚も意識いたしますが、
それより何より、ここへ来るまでにいろんなことがありすぎて、
もはや願い事など持ち合わせていなかったのでございます
(´・ω・`)
そうこうする内に、 プージャ(儀式)を担当する若きブラーミン(僧侶)が登場しました。
この僧侶、相当、若いです。
20代前半?、いやへたすると10代では??
と思うほどにございます。
長い髪を、綺麗に束ねた個性的なヘアスタイル。
さすが、カースト最上位のブラーミンだけあって、
どこか品があり、身のこなしが優雅です。
外国人のマロを目の前にしても、若いのに全く動じる気配がありません。
タミル語で祈りを捧げながら、時折、英語で、
若き僧:「名前は??」
若き僧:「スターは? スターだよ!!」
と訊いてきます。
この、「スター」というのは、ナクシャトラのことで、
生まれた瞬間に月があった場所の星座をいいます。
寺院で儀式をする場合には、必ず訊かれます。
アガスティアの葉の予言に書いてありましたので、
マロ:「アヌラーダ」
と答えました。
・・若き僧は、マロの名前とナクシャトラを、神に伝えていました。
プージャが始まる直前、賽銭を要求するお盆が真っ先にマロに差し出されました。
若き僧が、「100ルピー!」と言うので、
言われるままに100ルピー寄付しましたが、
先程の、初老の夫婦は、二人合わせて、20ルピーしか払いませんでした
( ´゚д゚`)エー
・・さて、アビシェカムという儀式が始まり、
「ラーフ神像の頭から、ターメリックを水で溶いたものや、ミルクやら をぶっかける」
というもので、 インドではよく行われる儀式です。
画像は、寺のコマーシャルで使われているものです。
ここティルナゲスワラム寺院では、
神像にミルクをかけると、ミルクが一瞬、青色に変化するというのが特徴で、
ひとつの見物になっているそうなのですが、、
なぜか、この若き僧は、カーテンを閉めてしまい、
カーテンの中でアビシェカムを行ってしまいました・・
これでは、肝心の名物が見えません
( ´゚д゚`)エー
やがて、アビシェカムが終わり、
神像に、ランプの光を捧げるのですが、
またもや、賽銭を要求するお盆が、マロに差し出されました。
若き僧は、にこにこしながら、
再び、「100ルピー!」といいます。
まあ、神に捧げるものだから、と支払いましたが、
ご夫婦は、1ルピーも払いませんでした
( ´゚д゚`)エー
さて、全ての儀式が終了し、ゲートから出る際に、
なんと、またまた、お盆がマロに差し出されました・・
完全に、狙い撃ちですっ
工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工
・・すると、赤いサリーを着た眼鏡のお姉ちゃんが、
「払う必要は、ないわよ!」と言って、
マロの代わりに、若き僧に抗議してくれました。
叱られた僧は、照れ笑いをして肩をすくめていました。
まさか、寺院の儀式でボラれるとは・・
(´・ω・`)ショボーン
・・さすが、欲望の神・ラーフ。
もしかすると、この若き僧は、ラーフ神の化身であり、
その欲望を忠実に再現していたのかも知れない・・
そんなことを、ぼんやり考えつつ、
さっさとホテルに撤収するマロにございました。
つづく
・・・この記事は、数年前に行ったインド旅行についての回想録です。そのため、マロへの予言の時期や旅のスケジュール等、現在の日時とは前後いたしますので、ご了承ください。
参考記事:
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