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2018年8月29日 (水)

インド・アガスティア巡礼の旅 vol.06

Raaghu

ティルナゲスワラム寺院のプージャルームでは、

初老のご夫婦と、

眼鏡をかけた赤いサリーが可愛らしい若いインド女性と、

マロの4人がおりました。

 

 

 

 

 

・・前歯が抜けて、いかにも人の好さそうな旦那さんが、 たどたどしい英語でマロに話しかけてきました。

 

 

 

旦那さん:「わしらは、息子の結婚を祈願しに来たんじゃよ!」

旦那さん:「あんたも、自分の結婚をお願いするんじゃろ?? えっへっへ。」

 

 

 

 

 

"marriage" という単語が出てきて、意外に思いました。

 

・・確かに、マロは独身なので、結婚も意識いたしますが、

それより何より、ここへ来るまでにいろんなことがありすぎて、

もはや願い事など持ち合わせていなかったのでございます

(´・ω・`)

 

 

 

 

 

そうこうする内に、 プージャ(儀式)を担当する若きブラーミン(僧侶)が登場しました。

 

 

 

 

 

この僧侶、相当、若いです。

20代前半?、いやへたすると10代では??

と思うほどにございます。

長い髪を、綺麗に束ねた個性的なヘアスタイル

 

 

 

 

さすが、カースト最上位のブラーミンだけあって、

どこかがあり、身のこなしが優雅です。

外国人のマロを目の前にしても、若いのに全く動じる気配がありません。

 

 

 

 

 

タミル語で祈りを捧げながら、時折、英語で、

若き僧:「名前は??」

若き僧:「スターは? スターだよ!!」

と訊いてきます。

 

 

 

 

この、「スター」というのは、ナクシャトラのことで、

生まれた瞬間に月があった場所の星座をいいます。

寺院で儀式をする場合には、必ず訊かれます。

 

 

 

 

 

アガスティアの葉の予言に書いてありましたので、

マロ:「アヌラーダ」

と答えました。

 

 

 

 

 

・・若き僧は、マロの名前とナクシャトラを、神に伝えていました。

 

 

 

 

 

 

Tamil_nadu_priests_185_20060612

 

プージャが始まる直前、賽銭を要求するお盆が真っ先にマロに差し出されました。

 

 

若き僧が、「100ルピー!」と言うので、

言われるままに100ルピー寄付しましたが、

先程の、初老の夫婦は、二人合わせて、20ルピーしか払いませんでした

( ´゚д゚`)エー

 

 

 

 

 

Rahuabhishekam

・・さて、アビシェカムという儀式が始まり、

「ラーフ神像の頭から、ターメリックを水で溶いたものや、ミルクやら をぶっかける」

というもので、 インドではよく行われる儀式です。

画像は、寺のコマーシャルで使われているものです。

 

 

 

 

 

ここティルナゲスワラム寺院では、

神像にミルクをかけると、ミルクが一瞬、青色に変化するというのが特徴で、

ひとつの見物になっているそうなのですが、、

 

 

 

 

なぜか、この若き僧は、カーテンを閉めてしまい、

カーテンの中でアビシェカムを行ってしまいました・・

 

 

 

 

 

 

これでは、肝心の名物が見えません

( ´゚д゚`)エー

 

 

 

 

 

 

Rampdedicatedrahu

やがて、アビシェカムが終わり、 神像に、ランプの光を捧げるのですが、

 

 

 

 

 

Tamil_nadu_priests_185_20060612

 

またもや、賽銭を要求するお盆が、マロに差し出されました。

 

 

若き僧は、にこにこしながら、

再び、「100ルピー!」といいます。

まあ、神に捧げるものだから、と支払いましたが、

ご夫婦は、1ルピーも払いませんでした

( ´゚д゚`)エー

 

 

 

 

 

 

 

さて、全ての儀式が終了し、ゲートから出る際に、

 

Tamil_nadu_priests_185_20060612

 

なんと、またまた、お盆がマロに差し出されました・・

 

 

 

 

 

 

Neraiuti 
 

 

 

完全に、狙い撃ちですっ

工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

 

 

 

 

 

 

 

 

・・すると、赤いサリーを着た眼鏡のお姉ちゃんが、

「払う必要は、ないわよ!」と言って、

マロの代わりに、若き僧に抗議してくれました。

 

叱られた僧は、照れ笑いをして肩をすくめていました。

 

 

 

 

 

 

まさか、寺院の儀式でボラれるとは・・

(´・ω・`)ショボーン

 

 

 

 

 

 

・・さすが、欲望の神・ラーフ

もしかすると、この若き僧は、ラーフ神の化身であり、

その欲望を忠実に再現していたのかも知れない・・

 

 

 

 

 

 

そんなことを、ぼんやり考えつつ、

さっさとホテルに撤収するマロにございました。

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

・・・この記事は、数年前に行ったインド旅行についての回想録です。そのため、マロへの予言の時期や旅のスケジュール等、現在の日時とは前後いたしますので、ご了承ください。

 

 

 

 

参考記事:

アガスティアの葉

葉っぱに記された人生

インド・アガスティア巡礼の旅 vol.01

インド・アガスティア巡礼の旅 vol.02

インド・アガスティア巡礼の旅 vol.03

インド・アガスティア巡礼の旅 vol.04

インド・アガスティア巡礼の旅 vol.05

インド・アガスティア巡礼の旅 金星の神シュクラ

インド・アガスティア巡礼の旅 太陽神スーリャ

インド・アガスティア巡礼の旅 シヴァ神登場!

インド・アガスティア巡礼の旅 女神パールヴァティ登場!

インド・アガスティア巡礼の旅 物乞いの少女の笑顔

アガスティアの葉の真偽

女神パールヴァティの正体!

シヴァ神の正体!

マロ、不動明王と出逢う!

 

 

 

 

 

 

 

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